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江元 智春 さん
スマートスタートアップ事業部 リーダー|2025年7月入社
現在は、不動産領域での新規事業を推進。株式会社エージェント子会社、バトンコネクト株式会社の事業開発、運営も行う。

「300事業も創るなら、1つぐらい自分の経験が活かせるはず」——そんな直感を頼りにエージェントの扉を叩いた江元智春さんが語る、大手ならではの制約、子育てとキャリアの葛藤、そしてゼロから事業を作ることの醍醐味。

原点は、人々の想いをカタチにした模型作り

高校生の頃、東日本大震災のボランティアとして東北に足を運んだ。

そこで企画したのが、被災した人たちに「復興後にどんな街をつくりたいか」を模型で形にしてもらうワークショップでした。

みんな辛いはずなのに、すごいニコニコ笑いながら楽しそうに作ってたんです。そういう人たちの想いを形にした街づくりができたら、カッコいいなって思って
江元智春さん

大学進学後は、テレビ局、旅行会社、新幹線の車内販売……さまざまなアルバイトで職業体験を重ねたが、最後に戻ってきたのはやはり「街をつくる仕事」だった。

大規模な再開発事業に携わりたかった江元さんは、大手デベロッパーへの就職を目指した。しかし、新卒の募集人員は少なく、受験者は高学歴ばかり——希望の大手デベロッパーには就職出来なかったものの、デベロッパーに就職し、夢の第一歩を踏み出した。

「このままでいいのか」——新卒で新規事業を任され、選んだ道

配属されたのは、社長直下の海外住宅開発の新規事業チームだった。チームには社内の営業や建築部門の責任者クラスが加わった。ただ、海外事業の経験者は誰もいない。そんな中で新入社員の江元さんが、事業推進の中心を任されることになった。

収支はフォーマット作りからのスタートだったり、社長に稟議承認をもらいに行ったり、海外出張で事業化案件を探したり。新卒とは思えないような業務をたくさん経験させてもらいました。

たしかに経験は積めた。でも、本来一段ずつ積み上げていくべき、知識やスキルの基礎が身についている実感がなく、新規事業だから事業化できる案件も限られていた。将来を見据えたとき、このままでいいのかという思いが募った。

もっと力をつけたい——そう思った江元さんは、大手デベロッパーへの転職を果たす。2社目では、国内オフィスの企画・事業推進を担当。在籍した2年半で約30棟のプロジェクトに携わった。前職の経験が活きる場面も多く、仕事そのものには手応えを感じていた。

「こうしたらもっと良くなるのに」——大手ならではの制約がつくった転機

大手での仕事は充実していた。求めていたものは確かにあった。でも、徐々に別の息苦しさを感じるようになっていった。

このサービスを入れたいと思っても、この企業は、投資先の競合になるからダメ、みたいな制約がいっぱいあって。もっと事業を良くしろと言われながら、でも新しいことをしようとすると抵抗される。…板挟みで、しんどかったです。

「自分がいいと思うサービスを、自分の手で作ってみたい」——その気持ちが芽生え始めていた。資金や具体的な事業が頭にあるわけではないから、すぐには動けない。でも、いつかは。そう思いながら、夫の転勤というタイミングで2社目を退職することになった。

子育てとキャリアの葛藤

東京に戻り、子育てと仕事の両立を考えながら再就職活動を始めた。地方創生、教育、コンサル——自分の「やりたい」に近い企業を受け続けた。でも現実は厳しかった。

出張必須の条件、離職期間、未経験という壁。それなら育児を優先しようとフルリモート・残業なしの仕事を受けてみたら、面接官にこう言われた。

『あなたが求めているキャリアアップは、うちでは難しい。うちには合わないと思います』って。自分がやりたい仕事はできない、育児との両立を考えて選んでも合わないと言われる。どうしようって思いました。

それでもやっぱり、やりたい仕事にチャレンジしたい。でも書類がなかなか通らないから、直接人事にアプローチしよう!そう思って、Wantedlyでの就活に切り替えた。

そんなとき、目に留まったのが「300事業創出」というワードだった。

「300事業も創るなら、1つぐらい自分の経験が活かせる事業を作れるんじゃないかなと思って。既存事業に不動産はなかったけど、ダメ元で応募しました」

「失敗しても、また次へ挑戦していい」——その一言が、入社の決め手になった

最初の面談では、担当者の熱量に少し圧倒された。「この雰囲気の中でやっていけるかな」と正直思ったという。

それでも選考を続けたのは、最後の最後にダメ元で投げかけた質問がきっかけだった。

「空き家問題に興味があるんですが、不動産の新規事業って可能性ありますか」——そう聞いたら、「ちょうど社長が、空き家問題の解決に取り組みたいと言っている」という答えが返ってきた。

その後、代表との面談で気持ちが固まった。

仮に事業が失敗したとしても、既存の事業にチャレンジしてもいいし、また別の新しい事業にチャレンジしてもいい、と言っていただいて。新規事業って失敗したら辞めなきゃいけないんじゃないかというプレッシャーがあったので、その言葉が本当に大きくて
江元智春さん 面談

失敗を許容してくれる環境。自分のアイデアにどんどんチャレンジさせてくれる文化。それを感じて、株式会社エージェントへの入社を決めた。

想定外のスピード感と手探りの日々

久しぶりの仕事復帰に、不安と期待が入り混じる複雑な心境で入社日を迎えた。

「入社したら、まず事業の作り方を一通り学んでから事業計画に取り組む——そういうステップを想定していました」と江元さんは笑う。でも現実は違った。

入社2日目から事業計画を作り始めました(笑)。そのギャップはちょっとありましたね。何もわからない状態で作るので、手戻りも多くて

手探りと挑戦の日々、感情の波は激しかった。「これならいける」と思って提案したアイデアが思うような反応を得られず、落ち込む日もあった。

でも、その落ち込みの中でもリサーチを続け、交流会に参加して情報を集め、「次はこれだったらいけるかも」というアイデアが浮かぶ瞬間がある。

子育てとの両立は大変だし、感情の浮き沈みはあるけれど、アイデアが思い浮かぶ瞬間って結構楽しくて。その時の喜びがあるから、頑張れる部分もあるのかなって思います。

今は、スマートスタートアップ事業部のリーダーとして、空き家問題の解決に取り組んでいる。空き家の売却や活用に困っている人と、住宅確保が難しい人や自分に合う住まいに出会えなくて困っている人をつなぐ仕組みをゼロから構築中だ。

そんな江元さんの原動力となるのが、直接「困った」を抱える人と接することだ。空き家再生事業を進める中で、応募してきた入居希望者から、こう言われた。

「あちこちに断れて、やっとここにたどり着きました」——自分の事業が誰かのためになるんだと思えることが、モチベーションになっている。

大きな街づくりより、一人ひとりの「困った」を解決する

「街を作りたい」——高校生の頃に抱いたその想いは、形を変えながら今も自分の中に残っている。

大きな街づくりって何十年もかかる。でも、一人ひとりの困ったを解決していくことが、結果として誰かの暮らしや街をつくっていくのだと、今は思っています。

エージェントという会社は、「誰かの困ったを解決したい」という想いを持つ人に、事業として形にするチャンスを与えてくれる場所だ。

決まったレールはなく、道のりは決して楽ではない。それでも、自分でやりたいと思ったことに挑戦し、ゼロから形にしていけるからこそ、大きなやりがいがある。

江元智春さん エージェント

「300事業あれば、1つぐらい自分の経験が活かせるはず」

そう思って飛び込んだこの場所で、今まさに、自分の原点だった想いに向き合えている。


少しでも気になったら、まず30分話してみませんか。

カジュアル面談は選考ではありません。今の状況を話すだけで大丈夫です。

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